岐阜県・各務原市で事業を営む経営者の皆様、こんにちは。
五島欣路社会保険労務士事務所の五島です。
「最低賃金も上がるし、そろそろ賃金を見直さないといけない」
「古くなった機械や設備を入れ替えたい」
「仕事をもっと効率よくするために、新しい設備を入れたい」
そんなことを考えている経営者様はいらっしゃいませんか。
その**「賃上げ」と「設備投資」を一緒に考えることで、活用できる可能性があるのが「業務改善助成金」**です。
2026年度の業務改善助成金は、9月1日から申請受付が始まりました。
ただし、今年の業務改善助成金は、のんびり考えてから申請できるようなスケジュールではありません。
私は今回、特にお伝えしたいことがあります。
それは、
「助成金は、計画的に準備することが大切です」
ということです。
今年申請したい会社様は、早めに動く。
まだ設備投資や賃上げを決められない会社様は、無理に急がず来年度を目指す。
今回は、各務原市の従業員30人未満の会社様に向けて、2026年度の業務改善助成金について分かりやすくお伝えします。
そもそも「業務改善助成金」とは?
業務改善助成金は、会社が事業場内で最も低い賃金を一定額以上引き上げ、生産性を高めるための設備投資などを行った場合に、その費用の一部を助成する制度です。
簡単に言えば、
「社員の賃金を上げる」
そして、
「仕事を効率よくするための設備投資をする」
この2つを行う中小企業・小規模事業者を国が応援する制度です。
たとえば、仕事の効率を上げるための機械や設備、システムなどが対象になる場合があります。
ただし、
「この機械を買えば必ず助成金が出る」
という制度ではありません。
会社の状況、賃金、導入する設備、その設備によってどのように仕事が効率化されるのかなどを確認する必要があります。
だからこそ、設備を買う前に確認することが大切です。
2026年度は9月1日から受付開始。でも期間は長くありません
2026年度の業務改善助成金は、9月1日から申請受付が始まりました。
岐阜県の場合、申請期限は、
「岐阜県最低賃金の発効日の前日」または「11月30日」のどちらか早い日まで
とされています。
つまり、
「11月末まであるから、まだ大丈夫」
とは限りません。
しかも、申請書を一枚書けば終わりというものでもありません。
会社の賃金を確認する。
どの設備を導入するのか決める。
見積りなどを準備する。
その設備を入れることで、どのように仕事が改善されるのか考える。
そして、助成金の条件に合っているか確認する。
こうした準備が必要になります。
今年度の業務改善助成金は、まさに短期勝負です。
助成金は「後から探す」のではなく「先に考える」
助成金についてご相談を受けていると、
「機械を買おうと思っています。何か助成金はありませんか?」
という話になることがあります。
もちろん、その段階で使える制度が見つかることもあります。
しかし、本来はその逆です。
設備投資を考えた段階で、
「この設備投資に使える助成金はないだろうか?」
と確認する。
そして、使える可能性があるのであれば、助成金の条件を確認してから設備投資を進める。
この順番が大切です。
設備を購入した後。
賃金を変更した後。
話を進めてしまった後。
その段階で相談されても、制度によっては間に合わないことがあります。
助成金は「何かした後にもらえるもの」ではなく、「何かする前から計画するもの」と考えていただくと分かりやすいと思います。
「設備を買うこと」だけが目的になってはいけません
ここも大切なところです。
助成金が出るからといって、会社に必要のない設備を購入する必要はありません。
「助成金があるから、この機械を買おう」
ではなく、
「この機械を入れれば、社員の負担が減る」
「今まで2人で行っていた仕事を、もっと効率よくできる」
「作業時間が短くなり、残業を減らせる」
「生産性を上げながら、社員の賃金も上げていきたい」
そうした会社にとって本当に必要な設備投資が先にあるべきです。
その計画に業務改善助成金が使えるのであれば、上手に活用する。
私は、この順番が一番よいと考えています。
今年申請したい会社様は、早めに決めて動きましょう
今年度の業務改善助成金を利用したい会社様は、そろそろ、
「今年申請するのか」
を決める時期です。
特に、
- 導入したい設備がある程度決まっている
- 賃上げを予定している
- 業務改善助成金を活用したい
- 今年度中に設備投資を進めたい
という会社様は、早めに準備を始めることをおすすめします。
「もう少し考えてから」
「時間ができたら調べよう」
としているうちに、申請準備の時間がなくなってしまう可能性があります。
これは、経営者様を急がせたいから申し上げているのではありません。
助成金には期限があり、行動する順番も大切だからです。
今年申請すると決めているのであれば、早めに動いた方が準備もしやすくなります。
まだ迷っている会社様は、無理に今年申請しなくても大丈夫です
一方で、
「設備を入れるか、まだ決めていない」
「何を購入するか決まっていない」
「賃上げについても社内で決まっていない」
「助成金があるなら何か買おうかな」
という段階であれば、私は無理に今年度の申請をおすすめしません。
助成金をもらうために、必要のない設備を急いで買う。
十分に考えないまま賃上げを決める。
期限に間に合わせることだけを考えて申請する。
これでは、本来の目的と逆になってしまいます。
今年間に合わないのであれば、来年度を目指して今から準備すればいいのです。
設備投資の予定を立てる。
会社の賃金を確認する。
どんな仕事を効率化したいのか考える。
来年度、どんな助成金が利用できそうなのか情報を集める。
こうした準備を今からしておけば、次の機会に余裕を持って動くことができます。
「今年を目指すなら早く動く。まだ迷っているなら来年に向けて準備する。」
どちらが正解ということではありません。
会社の状況に合わせて決めることが大切です。
短期間で準備するからこそ、社労士への早めの相談を
業務改善助成金は、
「申請書を書いて出せば終わり」
というものではありません。
賃金の確認。
設備投資の内容。
就業規則や賃金台帳などの確認。
見積りなどの必要書類。
そして、申請する会社が助成金の条件を満たしているか。
一つずつ確認しながら進める必要があります。
特に今年度は申請期間が限られています。
そのため、
「今年度の業務改善助成金を利用したい」
という意思が決まっている会社様は、早めに社会保険労務士へ相談することをおすすめします。
もちろん、社会保険労務士に依頼したからといって、助成金の受給が保証されるわけではありません。
最終的には審査があります。
しかし、受給を目指すのであれば、最初に条件を確認し、正しい順番で準備を進めることがとても大切です。
「先に設備を買ってしまった」
「先に手続きを進めてしまった」
ということになってからでは、社労士でも元に戻すことはできません。
だからこそ、何かをする前に相談していただきたいのです。
当事務所でも今年度に対応できる会社数には限りがあります
五島欣路社会保険労務士事務所では、各務原市の従業員30人未満の会社様を中心に、助成金のご相談・申請サポートを行っています。
ただし、今回の業務改善助成金については、短い期間の中で一社一社の内容を確認しながら申請準備を進める必要があります。
そのため、今年度については多数の申請をお引き受けする予定はありません。
一社一社、きちんと内容を確認して対応するため、当事務所で対応できる件数に達した時点で、今年度分の新しい申請サポートの受付を終了させていただく場合があります。
これは「早く申し込まないと損ですよ」とお客様を急がせるためではありません。
お引き受けした以上、できる限り丁寧に準備を進めたいからです。
そのため、
「今年度の業務改善助成金を使いたい」
と決めている会社様については、できるだけ早めにご相談ください。
一方で、まだ迷っている会社様には、無理に今年度の申請をおすすめすることはありません。
来年度に向けて計画を立てるところから、一緒に考えていきましょう。
各務原市・従業員30人未満の会社様へ
「うちの会社は業務改善助成金の対象になる?」
「この設備は対象になる可能性がある?」
「賃上げを考えているけれど、何から始めればいい?」
「今年申請した方がいい?それとも来年?」
そんな疑問がございましたら、五島欣路社会保険労務士事務所までご相談ください。
最初から、
「助成金を申請する」
と決めていなくても構いません。
まず会社の状況を確認して、
今年度の申請を目指すのか。
それとも、
来年度に向けて計画的に準備するのか。
そこから一緒に考えます。
助成金は、会社経営の目的ではありません。
会社がこれから必要としている設備投資や、社員の働きやすさ、賃金について考え、その取り組みを助けてもらえる制度があれば上手に利用する。
助成金は、計画的に活用することが大切です。
今年度の申請をお考えの各務原市の経営者様は、準備に時間が必要ですので、できるだけ早めにご相談ください。
まだ決めきれない会社様は、焦らず来年度を目指しましょう。
会社にとって無理のない助成金の活用を、社会保険労務士としてお手伝いいたします。
※本記事は2026年9月5日時点の制度内容をもとにした一般的なご案内です。業務改善助成金には支給条件があり、申請によって受給が保証されるものではありません。実際に申請を検討される場合は、最新の制度内容と個別の条件をご確認ください。

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